栄養と食育|【公式】横浜市港北区の歯医者は妙蓮寺歯科クリニックへ|小児歯科専門医が治療。
ページタイトル
sp用ページタイトル

栄養と食育
Dietary Education

健康な歯のための食育
歯が生える前からはじめる健康な歯のための食育

「歯医者さんで食育?」と思われるかもしれませんが、お子様の歯の元はお母さんのお腹の中にいる、しかも妊娠初期の頃にすでに作られています。
授乳中の方はもちろん、妊娠中の妊婦さん、妊活中の方にも、歯科医としてお子様の歯の健康のためにお伝えしたいことがたくさんあるのです!
歯科医としての正しい歯並び、健康な歯の土台作りをご提案するとともに、当院常駐の管理栄養士と連携し、子どもたちの健康的な歯を作るための食事を楽しくアドバイスいたします。

栄養ってなに?

子どもに必要な栄養素ってなに?

5大栄養素という言葉を聞いたことはありますか?
3大栄養素の「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」に加え、「ミネラル」「ビタミン」で5大栄養素といいます。
体を作り、健康を保つために5大栄養素はすべてとても大切です。
中でも、特に小さいお子さんの体を作るのに欠かせないのはたんぱく質です。お子様の今の食事でたんぱく質を充分に摂れていますか?

日本人の食生活は現在、たんぱく質不足に陥っています。子どもに限らず若い女性や多くの高齢者たちもたんぱく質が不足しがちです。

たんぱく質のとれる食事とは?

年齢に応じて摂取すべきたんぱく質量は異なりますが、1歳~2歳までの子どもは1日20gを目標に摂取することが望ましいとされています。
しかし、20gのたんぱく質を摂取する為には、ロースハム120g(12枚分)、焼紅鮭は70gなどを日々のお食事から摂取するには食事量を大幅に増やさなければいけません。
6~7歳になると30~35gのたんぱく質が必要で、ロースハムにすると180~210g(18~21枚分)です。お子様の年齢が上がるごとに増える必要なたんぱく質の量、どのように摂ったらいいか悩ましいですよね。
具体例としてロースハムをあげましたが、ロースハムは加工品で塩分も多いため、できれば毎日食べることは避けて頂きたいです。

当院ではたんぱく質を気軽に補える"ボーンブロス"を推奨しています

私たちは、子どもたちはもちろん、子育てをするお母さん、お父さんを応援します。
家事や仕事でなかなか食事に手間をかけられない、そんな方も多いのではないでしょうか?
簡単に美味しくたんぱく質を摂取するためにおすすめする"ボーンブロス"です。
ボーンブロスは牛・豚・鶏・魚といった動物の骨を長時間煮込んで作ったスープです。じっくり煮込んだこのスープにはたんぱく質やコラーゲン、ヒアルロン酸が多く含まれています。だからこそ子どもはもちろん、大人や高齢者までの多くの人に飲んで頂きたいのです。
毎日の食事で必要なたんぱく質をいろいろな食材からバランスよく十分な量を摂取するのは、とても難しいことです。
お肉を噛むのが大変な高齢者や、好き嫌いの多い子ども、つわり中の妊婦さんなどでも飲みやすい"ボーンブロス"で手軽に効率よくたんぱく質を摂取しませんか?
もちろんお肌のハリや艶など美容効果もあります。
栄養状態は健康な体だけでなく、歯や歯周組織にも影響を与えます。当院では、治療だけでなく食べることの大切さ・喜び「医×食」の考えを重視し、様々な視点から皆様のお口と体の健康をサポートしてまいります。
当院では、歯科医師・管理栄養士とフランスのミシュラン3つ星レストランで経験を積んだ石部シェフの三者が協力し、それぞれの視点から栄養と食事のアドバイスをおこなっています。 石部シェフが監修したボーンブロスは栄養を効率よく、美味しく摂取できます。
(チキンボーンブロスは当院で取り扱っております。詳しくはお問い合わせください。)

栄養カウンセリング

当院に常駐している管理栄養士が、日常の食事についてのお悩みをお伺いし、栄養や食事のアドバイスをおこなっています。
また、お子さんのお食事は姿勢も大切です。お食事中の姿勢もアドバイスさせて頂きます。
もちろん、栄養カウンセリングは無料です!どなたでもお気軽にご相談ください。
栄養をバランス良くとり健康になりましょう!

幼少期の栄養

お母さんのお腹の中(胎児期)の食育

乳歯や骨は、お母さんのお腹の中にいる時につくられます。母体の栄養が胎児の健康に大きく影響するため、たんぱく質は意識してとりましょう。お母さんが規則正しくバランスの良い食事を取ることをおすすめします。
お腹の中の赤ちゃんは、羊水から「味」を体験します。妊娠4ヶ月頃から赤ちゃんの味蕾が形成され、味覚を感知する能力が発達します。
お母さんが食べたものによって、羊水の味も変化するため、赤ちゃんは味が変化する羊水を飲みながら、味覚を形成していくのです。この頃から好き嫌いが始まっているともいわれています。
また、お母さんの口腔内の状態が胎児に大きく影響するともいわれています。妊娠中期の体調のいい時に歯科検診にいらしてみてはいかがですか?
横浜市では、妊婦歯科検診が無料で受診できます。

授乳期

母乳は赤ちゃんにとって欠かせない栄養素がたくさん含まれています。
さらにお母さんと赤ちゃんの絆を深めます。母乳を飲むことは、離乳期で噛んだり飲んだりするための大切な課程の一つになり、親子のコミュニケーションでもあります。
授乳中には、母乳を飲んでいる時の赤ちゃんの表情にも注目してあげてください。母乳の味によって赤ちゃんが表情を変えていることに気付けるかもしれません。
ヒトの母乳は、他の動物よりグルタミン酸濃度が高く、乳児は母乳からうま味を感じていると考えられています。
しっかり母乳を飲ませてあげて、生まれたころから「食」の楽しみを感じさせてあげてください。

離乳期の栄養

離乳期は、母乳から離乳食へ変わる大切な時期です。離乳食を通して少しずつ食べ物に慣れ、食べ物を噛み、口に運ぶ、飲み込む、などの『食べる』ことを学びます。
離乳食を上手に食べるためには唇がしっかり閉じていることが大切です。
そして、お子さんが離乳に慣れてくると食べ物を手づかみで食べるという行動もみられます。手づかみ食べはお母さんにとってあまり芳しくない行動かもしれませんが、食べるという機能の発達のためには大切なことなので、手づかみ食べもしっかりと経験させてあげましょう。
離乳食への移行時において、食べてくれなかったり、必要な栄養がとれているのかを不安に思うお母さん達が多いようです。お母さんの子育ても大変な時ですね。
この時期は、体の重要な部位が発育している大切な時期なので、栄養面についても考える必要があります。
たんぱく質はとても大切です。忙しいお母さんでも簡単に便利にたんぱく質を摂取してください。

幼児期の栄養

3歳頃にはすべての乳歯が生えそろい、上と下の歯と歯がしっかりとかみ合います。
この頃に味覚に関する感受性(絶対的味覚能力)が形成されると言われています。つまり、この時期までに味覚がほぼ完成するという事です。
三ツ星レストランのシェフ達が美味しいものがわかる、美味しいものを作れるのは幼児期にたくさんの美味しいものを食べていたからではないかとも考えられています。
「子どもだからいいや」ではなく、子どもだからこそ、この大切な時に美味しいものを食べさせてあげましょう。
食べ物のかたさや大きさ、歯触りが体験出来るような食材を使った食事をしてみましょう。
家族や友達と一緒に食事をし、楽しい思い出と食事を結びつけることで食べることが大好きになります。周りの人の食事の仕方を見て、お箸の持ち方やお茶碗の持ち方を学べるようにしましょう。そして、よく噛むことの大切さを教えていきます。

学童期以降の栄養

乳歯から永久歯への生え変わりが行われる時期です。
小学校低学年の頃に上下の第一大臼歯が生えてきます。第一大臼歯が生えてくることによって、食べ物を噛む力が向上しますので、固いものや弾力性のある食べ物を食べるという経験をさせるのもいいでしょう。
また、前歯が生えそろう時期でもあるので、前歯で食べ物を噛み切ることによって、自分が一口で食べられる量を知ることができるようになるでしょう。そして、家庭や給食で料理に合った食器や器具を目にすることによって、食事マナーや食べる姿勢も身につけることができます。
中学生ごろになると、生活全般において乱れがちになり、食事も不規則になってしまう傾向があります。
間食や夜食を食べることが増え、麺類やおにぎり等の軟らかい食事やファストフードを食べることが多くなってきてしまいます。噛むことは、永久歯虫歯の発生や歯周病の予防にも繋がります。
規則正しい生活やたんぱく質やビタミン類などの栄養のバランスのとれた食事を行い、夜食や砂糖を多く含む間食をできるだけ控えることを心掛けてください。