子どもの成長は早いものです。
乳歯から永久歯に生えかわるまでに、口腔環境を整えてあげることで、大人になってからも健康な歯を永く維持していけることが理想です。
治療にあたって、歯だけを見ているだけでは本物の治療とは言えません。
お口を見てむし歯をつくっている環境、日常生活および食生活など、その子自身を理解した上で、その子に合った治療を行っていきます。
一人ひとりの意思や考えを尊重した上で、話をしています。
絶対に嘘は言わず、「Tell(伝える) Show(見せる) Do(使ってみる)」のルールに従って子どもたちにこれから行う治療が怖くないことを教えます。
さらに一番大事なのは、きちんと褒めることです。
治療をしっかり受けた子には、いつも小さなおもちゃやカードをご褒美としてプレゼントしています。
ラバーダムとは、治療する歯の周りにかける薄いゴムのシートのようなものです。
このラバーダムで、治療する歯以外の部分を覆い、舌や口腔内を守っています。
小児歯科では特に、歯の治療を行う際にラバーダムを使用することが必須と言ってよいほど大切なことだと感じますが、使用している歯科が少ないのが現状です。
当院では、より良い治療を行うため、開院当時からラバーダムを使用しています。
・削った細かい歯や金属の誤飲を防ぐ
・感染予防
・舌や口腔内の軟組織の保護
・治療効率の向上
・詰め物の接着性の向上(取れにくくなる)
フッ素は、歯質を強化する性質をもっています。
乳歯や生えかわったばかりの永久歯などの弱い歯を、フッ素塗布することによって、歯を酸による侵蝕から守り、歯自体の強度が増加します。
よって、大人の歯と同等の強度にすることができ、歯の健康維持、むし歯予防に効果があります。
むし歯を作りにくくする環境を整えてあげましょう。
シーラントは子どものむし歯を66%予防すると言われています。
生えたての乳歯や永久歯に、奥歯の咬み合わせにある溝をプラスチックやセメントで埋め、事前にむし歯を予防するのがシーラントです。
歯の溝が深くキレイに磨けない
歯質が弱い、もしくは形成不全と言われたことがある歯
生えたての奥歯の永久歯
細菌を寄せ付けないイオンを持続的に放出し歯をガード!
むし歯になりやすい部分やブラッシングしにくい部分に特殊な薬剤をコーティングすることで、むし歯を予防します。
子どもの永久歯の生え変わりの時期は、生えきってしまった後では薬剤が届かない部分にも塗ることができますので、その一瞬を逃さないようにしましょう!
・むし歯菌の増殖を抑える
・歯質の再石灰化
・フッ素を含む6種類のイオンをリリース
・歯面に残って効果を持続
PRGバリアコートは、むし歯予防に効果的なフッ素をはじめとする6種類のイオンを含んでいます。
高いむし歯予防効果と歯質の再石灰化促進作用を有しています。
フッ素をはじめ、6種類のイオンが持続的に放出されるため、塗布面だけでなく周囲の歯のむし歯予防や再石灰化も期待できます。
生えてきたばかりの歯
矯正用ブラケット周囲の歯
入れ歯のクラスプ周囲の歯
むし歯になりやすい高齢者の歯
ホワイトスポットがある歯
歯並びが悪く磨きにくい歯